最低賃金を時給1500円にすると物価が崩壊し、貯金が無駄になる。

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最低賃金、時給1500円というデモがあったようですね。

時給を上げてほしいという考え方自体は分かります。
最近の若者の格差がすごく広がっていると感じているからです。

でも、時給1500円を国が強制しても「世の中が変わらない」と思いませんか?
むしろ「貯金してる人は損する」はずです。

100円パンが明日は150円?

毎日100円のパンを食べているとしましょう。

アルバイトが時給1,000円なら、

【1,000円÷100円=10個】

1時間働けば、10個もパンが食べられます。

うれしいですね。

(※税金は考えません。計算が面倒くさいから。)

最低賃金1500円を打ち出したら?

ある日「最低賃金、時給1,500円」となったとしましょう。
アルバイトも時給1,500円になったのです!

大好きなパンを買いに行ったら、貼り紙がしてあり、

「人件費が必要なためパンの値段を上げます!」

毎日食べていたパンの値段が150円に値上がりするでしょう!

自分のアルバイトが時給1,500円なら、

【1,500円÷150円=10個】

1時間働けば、10個もパンが食べられます。

『時給が上がる前と何が変わったのでしょうか?』

パンは10個しか買えない。

お金って変化するものなんですよ。

今日100円で買えたパンが、
明日100円で買える保証って何処にあるんですか?

だから、最低賃金を『強制的』に上げても意味がないんです。

それだと、物価上昇を引き起こすだけで、結果的にアルバイトは得しないんですよ。

ここで、私が言いたいことは「強制的に上げる行為がダメ」だといいたいんです。

アルバイトは専門職では無い

専門職の人手不足は、技能の高い人間がいない!
賃金を上げても人材がいない!
そういう状況なんですね。

でも、アルバイトって専門職じゃないんですよ。
アルバイトの人手不足って、
「安い賃金で働いてくれる人がいない」って話なんですね。

若者は1,500円以下のバイトはしない!

こっちのほうが経営者にとってよっぽど怖いフレーズです。

安い金額でアルバイトをする人がいるから、安い金額で求人を出すんです。

1,500円以下のアルバイト求人に「1人も応募が無い状態」なら、必然的にバイト賃金を上げなければならなくなるはずです。

『安い賃金では誰も働かないぞ〜!!』という事を「労働者」は訴えるべきなんです。

そうすると「ストライキ」っぽくなってきます。

お金の本質

強制的に賃金を引き上げるということは、
強制的に物価が上がる可能性があるわけで、

アルバイトの得られるメリットってあんまり無いんですよ。
だって、給料上がったって、
「1時間働いてパン10個食うのが限界」だったじゃないですか。

むしろ、
逆に、
怖いのは、

アルバイトでコツコツ貯金していた人は、損する自体を引き起こしかねないんです。

貯金が無駄になる。

最低賃金が1500円になったら、パンの値段も150円になってしまいました。

ここに、問題があります。

一生懸命『1万円』貯金していたとしましょう。

パンの値段が100円の時は

【1万円÷100円=100個】
パンを100個も食べることが出来ました。
うれしいですね。

でも、150円に値上がりしたらどうでしょう?

【1万円÷150円=66.6個】

66個しかパンを食べられません!!

パン100個食べるつもりで「貯金していた1万円」が、
気づいたら、66個しかパン食べられないんですよ!

物価上昇するということは、
貯金が無駄になるんです。

おわり

若者はどんどん声を上げていくべき時代だと思っています。

超高齢社会である以上、高齢者の声が圧倒的に多いわけなので、
若者の声なんて無いに等しいんですよね。

でも、だからって諦めるの勿体無いじゃないですか。

今回のデモは、「話題になった」という面ではすごく効果のあったことだと思います。

でも、その先に何が待ち受けているのか考えないといけないんじゃないかな?って思ったんです。

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